2012-06-10 23:27:38 0 Comments
2012年6月8日(金)聖隷ホスピスの礼拝堂にて、
第5回目のマンドリンコンサートを行ないました。
曲目を紹介させていただきます。
1.郷愁/ロシア民謡
2.赤いサラファン/ロシア民謡
3.私の城下町/平尾昌晃 作曲
4.瀬戸の花嫁/平尾昌晃 作曲
5.憧れのハワイ航路/江口夜詩 作曲
6.みかんの花咲く丘/海沼 実 作曲
7.おお牧場はみどり/チェコ民謡
8.バラが咲いた/浜口庫之助 作曲
9.翼をください/村井邦彦 作曲
10.また君に恋してる/森 正明 作曲
《リクエスト》
Yesterday/ビートルズ
マンドリン(山下直美) ギター(山下 顕)
今回、礼拝堂に聴きに来られたのは患者さん3人とご家族の方やお友達(?)9人くらい。
年代にマッチしたせいか、ホスピスとは思えないほどの盛り上がりでした☆
最近はリクエストを募らずに、30分のプログラムを用意していましたが、
コンサートの数日前に、ホスピスに住んでいる方から直接メールでリクエストを頂きました。
演奏時間オーバーや、楽譜の準備…、
「次回にしようか…」と一瞬思ったのですが、
『次回では、間に合わないかもしれない!!!』という強い衝動にかられ、
急遽演奏することに決めました。
後でお礼のメールが来て、「心温まる時間を過ごした」と。
「あぁ、よかった」と心から思いました。
昨年11月上旬、父からの電話。
「直美!マンドリン持ってきて!」
「もうお母さん、直美のマンドリン聴くの最後になるかもしれんから」
「マンドリン忘れんようにな!」
病院の個室、母の前でマンドリンを弾いた。
「愛燦燦」ボロボロ泣きながら弾いた。
母は、その姿を見て、やさしく微笑んでいる。
そして伯父に「涙をふいてやれ」と言う。
「え〜っ!オレが???」
慣れない手つきで、私の涙を拭いてくれる伯父。
涙を流しながらも演奏を続ける私。
伯父の滑稽さに、時折みんなで笑いながら…。
そのときの光景がありありと目に浮かびます。
ひとつの音楽にみんなで耳を傾けた時間。
みんながひとつになった時間。
とても大切な時間でした。
なおみ